ナウシカ最後の帽子の意味は?墓説や原作結末の違いを徹底解説

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ナウシカ最後の帽子の意味は?墓説や原作結末の違いを徹底解説
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1984年に放送された「風の谷のナウシカ」は、宮崎駿監督が手掛ける第1作目のジブリ作品です。

ナウシカって不思議な終わり方をしますよね。

まち子

最後の帽子はナウシカのお墓なの?

まち男

なにか意味があるのかな?

ナウシカの最後のシーンと言えば、砂の上に置かれた帽子とマスク。

そして何かの芽がのびているシーンに”おわり”と表示されて終わります。

最後のシーンにどんな意味があるのか気になります。

また、アニメと現作では全く内容が違うのを知っていましたか?

そこで今回は、ナウシカの最後の帽子の意味と原作の結末との違いをお届けします!

ナウシカの漫画を読んでみたくなってくるかもしれません。

この記事を読むと
  • ナウシカの最後の帽子の意味
  • 墓説
  • アニメと原作結末の違い

がわかる!

ナウシカ原作漫画のネタバレが含まれます。

目次

ナウシカ最後の帽子の意味は?

ナウシカの最後の帽子のシーンの意味をご紹介します。

世界が変わることを意味している

初めはナウシカの墓だと思えそうな雰囲気でしたが、違ったんですね。

詳しくみていきましょう!

世界が変わることを意味している

最後の帽子のシーンは「世界が変わること」を意味していると考えました。

まずあの帽子が置いてある場所は、おそらく腐海の森の底。

腐海の森の底にある砂は毒素が抜けた綺麗な砂でした。

ナウシカは秘密の地下室で綺麗な土と水なら腐海の植物は毒を出さないことを証明しています。

腐海の森の植物たちが汚れた土や空気を綺麗にしているなんて、ナウシカ以外考えていません。

結局世界を変えてしまったのは人間だったのです。

腐海の底は帽子やマスクがいらない空気、水、土がある空間です。

そこで植物の芽がでたということは、将来腐海の森のがなくなり世界が綺麗になっていくことを意味しているのではないでしょうか?

ナウシカの世界観はかなり難しいですよね。

帽子が腐海の底にある理由

作中、ナウシカとアスベルが腐海の森で蟲と戦うシーンになります。

2人はアリの巣地獄のような砂に埋もれ、目が覚めたときには腐海の底にいました。

その時ナウシカは帽子を被っていません。

そのため、深海の森の底に忘れてきたと考えられます。

ナウシカが座ってチコの実を食べていた場所なのかもしれませんね。

ナウシカの墓ではない

最後の帽子のシーンはナウシカの墓ではないことがわかります。

1回見ただけだと、ナウシカは生き返ったのにまた死んだの?

こんな疑問が生まれそうですが、ナウシカが死んだことを意味するシーンではないんですね。

腐海の底で起こっていることですから、風の谷の人たちが知ることはありません。

しかし、あの芽が大きくなり人々が環境を汚すことをやめれば、腐海の森はなくなるかもしれませんね。

彼女の言っていたことが証明されたシーンでもあるんですね。

ナウシカ原作結末との違いは?

ナウシカはアニメと原作では最後に違いがあります。

アニメはハッピーエンドで終わりました。

原作は「旧人類を復活させない」というアニメの何倍も壮大な結末を迎えます。

詳しくみていきましょう。

人類の滅亡を選んだナウシカ

原作は「ナウシカが人類の滅亡を選ぶ」という結末を迎えます。

なるべく簡単に説明していきますね。

ドルクにある”墓所の主”によって新たな権力者に選ばれそうになったナウシカ。

墓の主は旧人類を復活させ、戦争や汚れがない全くない綺麗な世界を作る計画を持っていた

ナウシカはそんな世界で生きたくない、汚れてたっていいと反論。

そして、旧人類が眠る心臓のようなものをオーマ(巨神兵)に壊すよう頼む。

結果、旧人類が復活することはなく、ナウシカが生きてたことを風の谷の人たちやその他の人々が喜ぶ姿で幕を閉じる

ドルクとはトルメキアと対立していた国で、アニメにはでてきていません。

オーマとは、ドルクで作られていた巨神兵で秘石を持つ人を親だと認識します。

ナウシカが秘石を持っていたため、ナウシカを守るため一緒に行動していました。

ナウシカたちは汚れた世界で生きていたため、綺麗な世界で生きられない体になっています。

そのため、旧人類が復活した後の世界では生きられないんですね。

そんな風に作り変えられたことや命を軽く見ている墓の主に激怒し、結果的に旧人類を復活させない選択をしました。

腐海の森がすべての毒素を飲み込み、綺麗な世界になった後、ナウシカたち人類は生きることができません。

綺麗な世界だけが残ってしまうわけです。

宮崎駿の意思

宮崎駿先生はアニメ作品で綺麗なハッピーエンドにしてしまったことを後悔したそうです。

それは原作を読めばなんとなく納得できると思います。

原作のナウシカはとにかく複雑で、何度読んでも奥が深いと思える作品です。

原作の結末は、結果的に人類が滅びると言う選択でしたね。

人類は滅びてもいいという考えの宮崎駿先生だからこそこのような結末になったのではないでしょうか。

環境を壊したり武器を造ったりするのはすべて人間です。

そんな人間への怒りのようなものがナウシカの中では語られていると私は考えます。

ナウシカは環境問題、貧困、差別など現代においても問題視されている要素が詰まりまくっています。

宮崎駿先生は未来にこうなりえることを想像していたのかもしれません。

ナウシカ最後の帽子の意味は?墓説や原作との違いを徹底解説:まとめ

以上、ナウシカのアニメで最後に映った帽子のシーンの意味をご紹介しました!

まとめ

〈ナウシカの最後の帽子の意味は?〉

  • 世界が変わることを意味している
  • ナウシカの墓ではない

〈原作との違いは?〉

  • 原作の結末はナウシカが人類の滅亡を選ぶ

最後の帽子のシーンはナウシカの墓ではないことがとりあえずはわかりました。

原作との違いを見てみると、笑顔で終わるところは同じですね。

しかし、話の内容の深さが全く違うので、全然違う終わり方だと言うのがわかります。

ナウシカは本当に奥が深いですね。

まだ原作を読んだことがない方は是非読んでみてください。

ナウシカの世界が違って見えますよ。

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